愛知県常滑窯業技術センター伝統工芸「常滑焼き」の茶香炉・急須・焼酎サーバー・かんばん [地域紹介(愛知県・常滑市)]
過日、常滑窯業技術センターに客員指導に出かけました。 そこに、伝統工芸である「常滑焼き」をもう一度世の中に送り出そうとする姿がありました。茶香炉や焼酎サーバーはいづれも常滑から出たものです。しかし、すぐに、模倣品が日本各地から出だすだけではなく、中国からも逆輸入されてきます。そんな中、センターの取り組みを見学させて頂きました。
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常滑焼きの看板です。「土(ど)かんばん」です。お酒も楽しめる料理店を想定しました。営業時間が夜間であることを考え、蟹の甲羅内部に電球を配置し、蟹が光の中に浮かび上がる構造です。
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魚料理店の他、民宿や釣具店向けの「土(ど)かんばん」です。常滑焼きらしさをかもし出す2寸径の黒い陶管。その上の軽量土で出来た魚(カサゴ)。文字は新とこ土を用いたタタラから切り抜いたもの。
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試作した色々な焼き物がケースに収められていました。
ポケット鏡(下の写真の右上)やペンダント(下の写真の左下)もあります。
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電気式茶香炉や万華鏡(下の写真の右上)もあります。
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常滑焼きの急須です。
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ほりけん、その中の1つを頂きました。
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左の写真は急須の側面です。赤い模様が見えます。「藻がけ」です。海藻によって模様をつけました。
右の写真は取っ手です。この形をみるだけで、誰の作品か?が分かります。
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「茶こし」です。陶芸家が1つ1つ穴をあけたものです。穴が不ぞろいです。
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センターには幾つもの電気炉が置いてありました。その中で、非常に古い電気炉を見つけました。
この電気炉を眺めていると、多くの陶芸家の常滑焼きにかける気持ちが伝わってきます。
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ほりけんが常滑窯業技術センターを出る頃には、周りは、すっかり暗くなっていました。
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ここ愛知県常滑市に、「常滑焼き」に熱き思いを馳せる人達がいることを感じ取りました。
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