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伝統の技が現代に息吹く 有松・鳴海地区の「絞り」 [地域紹介(名古屋・緑区)]

愛知県名古屋市緑区の有松・鳴海地域を中心に生産される有松絞り。
江戸時代以降、国内の絞り製品の大半を生産し、今は国の伝統工芸品です。

木綿布を藍で染めたものが代表的で、模様は他の絞りでは見ない多数の技法があります。

有松、ほりけん職場から車で15分の距離にあります。

今も伝統を守り続ける方が有松・鳴海絞会館2階で「絞り括り」を実演をしています(左の写真)。

今の名古屋市長「河村たかし市長」も来館されました。(右の写真)ss-DSC01943.jpgs-IMG_3029-1.jpg

下の写真は、技法「巻上絞り」です。糸で布をくくります。くくらた部分は染色されません。
目にも止まらぬ早さで操っています。
s-ss-IMG_3020.jpgs-s-IMG_3019.jpg
下の写真は、技法「柳絞り」です。布を均等に細く折り重ねていきます。
布を固定する糸の間隔も必要だと言います。何メートルという長さになります。
s-s-IMG_3024.jpgs-s-s-IMG_3023.jpg
「括りくくり」を終えた後、専業の染屋が染色をします。一般的には「浸染め」をしますが、
部分によって色が違います。別の工程で染色をします。
染色は、気候による温度や湿度の違いで染色が変わってくるそうです。
職人が気候を見極めて染色の調整するそうです。
s-s-DSC01949.jpgs-IMG_3031.jpg
染色後は、「糸抜き」に入ります。白くのこっているところは、糸で堅く絞られた部分です。
この「糸抜き」作業も布の破損に注意を払います。1反で3~4日かかるものがあるそうです。
 s-s-DSC_0802.jpgs-IMG_3032.jpg
有松・鳴海の所在地
 

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コメント 9

kohtyan

鳴海の「絞り」として有名ですね。
消費されることが、少なくなってしまったようですが
伝統工芸品として、守り続けてほしいです。
by kohtyan (2010-04-22 09:36) 

ちょろっとぶぅ

子供の頃、祖母が趣味でやっていた、ろうけつ染めで
ハンカチに絞り染めをして楽しんでいたことを、思い出しました☆
大雑把な、絞りでしたけど・・・ by ぶぅたん
by ちょろっとぶぅ (2010-04-22 12:29) 

ふぅ

素晴らしい技術ですが、後継者/継承者はいるのでしょうか?
by ふぅ (2010-04-22 13:24) 

ヤッペママ

河村市長も、なかなかお似合いですね~。
by ヤッペママ (2010-04-22 13:59) 

yuka

大変な作業だと思いますが、凄く豪華な着物になるのですね。
by yuka (2010-04-22 14:48) 

junbouママ

職人の技は、神技のように細かくてその美しい仕上がりに驚きますね!!
気候によって染色を調整するなんて、そこまで辿り着くのには並々ならぬ修行の日々でしょうね・・・・(^^)
素晴らしい着物です!!
by junbouママ (2010-04-22 16:46) 

ニビ

市長もさり気無く絞りの着物。
いいですよね絞り。

by ニビ (2010-04-22 17:01) 

babu

見事なできばえの影には地道な努力が必要ですね。
すごく大変なんだろうな。
by babu (2010-04-22 18:04) 

k-hiro

河村市長絞りの着物お似合いですね。^^
by k-hiro (2010-04-23 09:32) 

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