三重県伊勢市の蓮台寺の干し柿と岐阜県揖斐郡の干し柿 [地域紹介(三重県・伊勢市)]
昔から、「伊勢にうまいものなし、うまいもんを食いたかったら志摩へ行け」と言われています。
伊勢海老やアワビなどは、伊勢ではなく志摩の産物です。
そのなかにあって、数少ない伊勢市の名産として知られるのが、赤福と常蓮台寺の柿です。
年末、その「常蓮台寺の柿」が友人から送られてきました。
蓮台寺柿の栽培農家は60軒程度です。それぞれの農家に味の特徴があります。
その中にあって、有名なのがこの方が作る柿です。その柿を頂きました。
この蓮台寺の干し柿、扁平なんです。
そして、完全に乾燥させきるのではなく、ねっとり感を持たせたものです。
一方、富有柿の発祥の地である岐阜県にあって、揖斐郡の干し柿が有名です。
その揖斐にほりけんの知り合いがいて、その母君が手塩にかけて作られた干し柿を頂きました。
干し柿は、タイミングをみて、もみながら甘みを出していくと聞きました。
農家毎にもみのタイミングや程度が異なり、それによって干し柿のグレードが異なるとのこと。
干し柿としては、愛知県のスーパーでも長野県の市田柿を多く見かけます。
しかし、東海地方にも三重県や岐阜県で特徴的な干し柿をみることがあります。
伊勢神宮の宇治橋の架け替え [地域紹介(三重県・伊勢市)]
伊勢神宮では、20年ごとに、神殿が建て替えられ、宇治橋も架け替えられます。
昨年、全国から選らばれた宮大工によって、精密機器のごとく、宇治橋は架け替えられました。・
総ヒノキです。ジャッキで欄干をゆっくりと降ろします。ここにもサブmmの精度が要求されます。
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凄い精度です。どこにも隙間だありません。まさに、神業です。
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20年ごとに宇治橋は新しくなりますが、16基ある擬宝珠(ぎぼし)だけは再利用されます。
駐車場から宇治橋に向かって左側の入り口から2つ目の擬宝珠です(左の写真)。
その擬宝珠には元和5年(1619年)の刻印があり(右の写真)、神礼(万度麻)が納められています。
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総ヒノキ造りです。長さ101.8m、幅8.42mの和橋(わきょう、日本風の橋)です。
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全てを精密機械で作り上げたようにも見えます。
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20年の間に延べ1億を超える人がこの橋を渡ります。その間に、橋の敷板は5cmも擦り減ります。
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ほりけん、20年後の架け替えは見れるかもしれません。40年後は99歳です。無理!
三重県伊勢市二見町 夫婦岩の沖合いの猿田彦大神ゆかりの興玉神石(おきたましんせき) [地域紹介(三重県・伊勢市)]
三重県伊勢市二見町に、あの有名な「夫婦岩」があります。
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夫婦岩は、男岩が高さ9m、女岩が高さ4mで、夫婦岩を結ぶ大注連縄(おおしめなわ)は、
1本の長さ35mで、男岩に16m、女岩に10m張られていて、その間は9mです。
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夫婦岩の沖合い660mの海中には、猿田彦大神ゆかりの興玉神石(おきたましんせき)が鎮座しており、
夫婦岩の鳥居は、この興玉神石と日の出を遙拝するための鳥居と言われています。
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そこで、沖合い700m辺りの航空写真を見てみました。海中に興玉神石が鎮座しているはずですが、
航空写真からは何も見えません。しかし、威光だけは伝わってきます。
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5~7月、夫婦岩の間から日の出を見ることが出来ます。
夏至前後4ケ月、夫婦岩の間から日の出を見ることが出来、多くのカメラマンでいっぱいになります。
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夫婦岩がある海岸には「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」が建っています。
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古来より善導の神として開運招福、家内安全、交通安全の守護神として信仰されています。
土地を領する地主神と云われ、土地の邪悪を祓い清め災厄を除く福寿の神として信仰されています。
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手水舎では心身を清めますが、ここは蛙にも水を掛けると願いが叶うと言われます。
参拝者は蛙に水を掛けます。
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蛙は大神の御使いと信じられ、境内の置物は、無事帰る、
貸した物が返る、若がえる等の御利益がある蛙が夫婦岩の横にありました。
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ほりけん、三重県に住みながら、夫婦岩への訪問は、今回で3~4回目です。
夫婦岩、いつ訪問しても感じるのですが、何でもない2つの岩なんですが、何かありそうな2つの岩です。
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「夫婦岩」と「二見興玉神社」の所在地 : 三重県伊勢市二見町江575
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