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燃料電池研究センターの新人研修会を開催しました [燃料電池]

燃料電池研究センターは多くの発電装置があり、多くのパイプやチューブを使用しています。
そパイプなどは実験に使用する水素や窒素、二酸化炭素、酸素など色々な気体が流れています。IMG_0205.jpg
 
 何本もの配管が使われてます。
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T字型のもあればチューブもあります。
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燃料電池研究センターに今年もたくさんの研究補助員が入ってきました。
例年新人向けに基本的な継手の取り付け方法や締め方などを、
4年生と一緒に勉強をします。
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配管関連専門の業者の指導により、一人一人ステンレスチューブの締め付け方を学びます。
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学部生です。再取り付け方法を学んでいます。
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学部生に締め付けをしてもらったチューブに圧力をかけ、チューブの破損の実験をしてみます。
器具に装着しチューブ内に圧力を加えていきます。
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圧力をかけたチューブはパンパンに膨らんでいます。
手に持っているのが元の太さのチューブです。
この段階で締め付け部分が外れ上に吹っ飛ぶ事があるようです。危険ですね。
講師として招いた業者さんが扱うチューブやボルトはそういう危険がないように
精密に作られています。
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さらに圧力をかけます。チューブ本体に亀裂が入りました。
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一つでもボルトが少しでも緩んでいたり、締め忘れは大きな事故に繋がります。
ボルト締め付けの他に高温蒸気や劇薬品によるやけど、 その他のけがも
大変な事故になります。
小さな事故でもなくすように、定期的に「安全講習会」を開催し、
徹底的に指導しています。
 

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計画停電で実施されても家庭用燃料電池があればOKです [燃料電池]

真冬に起こった阪神淡路大震災では、寒さのために多くの方々が命を落としました。
ガス・石油・電気の全てのエネルギーが使えなくなりました。
 
 
阪神淡路大震災によって、都市ガスのパイプラインはズタズタに切れました。
ガスリン・スタンドの石油タンクは無事でしたが、それを汲み出すポンプの電源がありませんでした。
電気は何日も復旧することはありませんでした。
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ほりけん、阪神淡路大震災の時、各ガソリン・スタンドに一台の燃料電池を置こう考えました。
石油を燃料とする燃料電池システムで電気を起こし、その電気でポンプを回し、石油をくみ上げます。
ガスリンスタンド.JPG
 
 
 
 
 現在、パナソニック、東芝、ENEOSセルテックが、
その燃料電池システムをガソリン・スタンドに留まることなく家庭用に販売しています。
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 家庭用燃料電池システムが作り出す電気で、照明・テレビ・冷蔵庫・空調が動きます。
 その時に出る排熱で、風呂・台所・シャワー・床暖房に湯を供給します。
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東日本大震災で津波を受けた地域では、家庭用燃料電池の導入効果は少ないですが、
津波を受けていない地域では、石油や都市ガスやプロパンガスを燃料として発電が出来ます。
家庭用燃料電池システムを導入しておれば、計画停電が実施されても、
上の図のような生活が続けられます。水素と酸素から出来た水は放射能を含んでいません。
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世界からの励ましのメール、震災地に届けた気持ちで一杯です。 [燃料電池]

東北関東大震災の震災地の方々には心からお見舞い申し上げます。
 
ほりけんの周りにも東北関東大震災の影響が出てきました。
 
タイの泰日工業大学の若い先生が、2週間の予定で、ほり研究室で実習をしていました。s-DSC01136.jpg
しかし、先週末、茨城県に出向き、そこで大震災に遭遇しました。
急遽、タイの大学から帰国の要請がかかりました。
Unfortunately, we would like to apologize to inform you that we have recieved a request from Thailand to ask us to go back to Thailand earlier (on Monday evening) than it was scheduled. Our students that are now in Tokyo for conference have to go back as soon as possible as well.
 
 
茨城県筑波に、ほりけんと連携して燃料電池の研究を進める日本自動車研究所があります。
(下の写真は、そのホームページに見る自動車用燃料電池)
JARIスタック.JPG
その日本自動車研究所が、震度6強の激震で大きなダメージを受けたとの連絡が入りました。
ただ、関係者やそのご家族に怪我はなかったようです。
関東地方のダメージを目の当たりに、中部地方のほりけんとして2倍頑張ろうとの決意です。
 
 
東北大学の先生との連絡が付かず、気が気でありませんでした。
大震災の1週間ほど前、その先生の研究室とほり研究室とで昼食会を催しました。
その時のこの楽しそうな写真が最後の1枚になるのでは・・・・・・・
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その先生、大震災時には大阪に出張して無事難を逃れたとのことでした。
 
 
共同研究を進める海外からも、日本の大震災を心配・励ましのメールが届いています。
昨年10月に訪問したスペインの研究所からもメールを頂きました。
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We are very impressed and worried about the big problems in the north of
Japan in these days. We hope everything is finished and you are all
well. If we can do something from here, please tell me.
Best regards,
 
こうしたメール、 震災地に届けた気持ちで一杯です。

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ほりけんの国内出張の一日を追って [燃料電池]

7月30日(金)、ほりけんと研究員3名が、飛行機で仙台に出張しました。
仙台にある東北大学のある研究室との共同研究に向けた打ち合わせです。
その日の朝、中部国際空港(セントレア)に到着しました。
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セントレアの4階にあるレストラン(左)で朝食です(右)。ドリンク・バー付きで900円です。
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朝10時の飛行機に乗りました。右に旋回し(左)仙台を目指します。仙台湾が見えてきました(右)。
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仙台空港に到着。空港から電車で仙台駅に向かいます。
その仙台駅で昼食をとりました。仙台と言えば牛たんです。
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昼食を終え、青葉城にある東北大学に向かいました。伊達政宗の銅像です。
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青葉城から眺めた仙台の町です。
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午後1時から夕方6時まで、休憩をとることもなくビッシリと打ち合わせです。
会議が延び、予定していた懇親会は中止です。
帰りの仙台駅で、研究員3名と、地元の「金華の鯖」やお造りを摘みに、30~40分のビール。
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再び、仙台空港に戻ってきました。
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仙台の土産を買って、午後8時、セントレア行きの飛行機に乗り込みました。
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このようにして、ほりけんと研究員3名の仙台出張は終わりました。
 

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世界に1つの燃料電池で動く自動販売機 [燃料電池]

 8年前に、ほりけん、企業から大学へ異動しました。
10年以上前、企業において、家庭用燃料電池(現.エネファーム)開発の陣頭指揮をとりました。
それに先立って、ほりけん、燃料電池を電源とする自動販売機の開発を手掛けました。
その自動販売機を米国で毎年開催される「燃料電池セミナー」で展示しました。
大好評を博しました。米国のテレビでも紹介されました。
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その燃料電池の自動販売機です。右の方に燃料電池が詰まっています。
後にも先にも、世界に1つの「燃料電池 自動販売機」です。
 s-自動販売機.jpg
プロパンから水素を取り出し、それを使って燃料電池の発電を行います。熱も出てきます。
出てきた電気で缶を冷やし、出てきた熱で缶を温めます。
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後にも先にも、燃料電池で動く自動販売機は、世界にこの1台のみです。
ただ、その技術は、現在、貴乃花も宣伝に参加のエネファームへと発展しています。

タグ:021燃料電池
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EXPOで、お雛様のボンボリを燃料電池で灯す [燃料電池]

 3月3日~5日、東京ビックサイト「国際展示場」で燃料電池のEXPOが開催されました。s-DSC00584.jpg


燃料電池EXPOに、三重県と鈴鹿市がブースを出していました。s-DSC00484.jpg


 

 そこのブースに、ボンボリが灯っていました。このボンボリは燃料電池で点いていました。s-DSC00462.jpg

ボンボリの電源の燃料電池です。s-DSC00460.jpg

お雛様の時期は終わりました。でも、綺麗な顔をしたお内裏様とお雛様ですよね。s-DSC00474.jpgs-DSC00478.jpg

三重県最大の人形のヒロモリ(http://www.hiromoridoll.jp/)からの人形です。s-DSC00504.jpg

 
三重県と鈴鹿市、燃料電池で鈴鹿の人形店のボンボリを灯すなんて粋なアイデアーですよね。
海外からの燃料電池研究者・技術者も喜んでいました。
 
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お台場で開催の燃料電池EXPOに出展しましたが・・・・ [燃料電池]

東京新橋から「ゆりかもめ線」に揺られ、「国際展示場」に着きました。
直ぐ目に飛び込んでくるのが、この巨大のこぎりです。
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ビッグサイト「国際展示場」の建物です。この上で講演は開催されます。
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その玄関には燃料電池(FC-EXPO)と太陽電池(PV-EXPO)の看板があります。 合同です。
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燃料電池の展示会場(FC-EXPO)の受付です。沢山の人です。
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展示会場の中は、人で足の踏み場もありません。燃料電池で1万人の参加と聞きました。
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昨年は名古屋テレビ「UP!」の塩尻アナと、この展示会場を取材して歩きました。
・・
ホンダの燃料電池自動車「クラリティ」です。 燃料は水素です。
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学会ではないので、企業からの出展ばかりで、大学のブースはほとんどありません。
ほりけん、小さい区画を借りて出展してみました。最小単位の区画を3日間借りるのに50万円です。
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国内はもとより海外からも多くの方々が訪問してくれました。
ただ、ほりけんのブース、「質実剛健な展示」と言われてしまいました。
単刀直入に言えば、「垢(あか)抜けしない堅い展示だ」ということです。
コンパニオンはないですが、来年は、あか抜けした展示にしてみたいと考えています。

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